Job / People研究職

医療常識をくつがえす
革新的研究

小泉

研究開発本部 フォーミュレーションデザインユニット
(2020年入社)

誰かの喜ぶ顔が見たい。
一番、私の心を掴んだ企業へ。

私は好奇心の強い性格で、小さい頃から色んな習い事をしたり、大学時代には研究の他に、スポーツチャンバラや街中を障害物に見立てて走り回るパルクールに夢中になっていました。研究室では免疫細胞のシグナル伝達に関する研究を行っており、アレルギー疾患のメカニズムを明らかにすることで、薬の開発に貢献しようと力を入れて取り組んでいました。

就職活動では、薬の研究開発に興味があり、様々な製薬会社に応募しました。久光製薬は、面接時に不安と緊張でガチガチになっていた私に対して、複数の社員が「がんばってね」と声をかけてくれました。そんな会社は他にはどこにもありませんでしたので、とても嬉しく感じたことを覚えています。面接の時には気楽に話せるよう雑談を交えてくれたおかげで緊張せず、最も自分らしく話ができました。採用が決まればこの人たちと一緒に働き、薬の研究開発に貢献したいと思いました。誰かの喜ぶ顔が見たいという人生軸を持つ私にとって、ベストな会社だと思っています。

医療業界の常識をくつがえす。
マイクロニードル製剤の可能性を現実に。

久光製薬に入社してから現在までの3年間、新規基盤技術研究チームでマイクロニードル製剤に関する研究を続けています。マイクロニードル製剤とは、文字通り見えないほど小さな針を利用して、従来は注射でしか投与できなかった薬を届けることのできる経皮吸収製剤の一つです。私の研究テーマはマイクロニードルの利用可能性を広げるための応用研究で、最近苦労の末、特許を出願することができました。マイクロニードルは痛くないですし、針が見えないので、今まで注射を怖がっていた子どもにも使いやすいと期待しています。また、注射をしなければ治療効果を得られなかった病気に対しても、同じような効果を得られるという可能性を持っています。

久光製薬の中でもマイクロニードルの研究はビッグプロジェクトとされています。特許の取得は競争の激しい分野で勝ち抜くためにとても大事です。また、特許を取得すれば発明者として名が遺るので、日々高いモチベーションで業務に取り組んでいます。マイクロニードルを医薬品として実用化させるのが私のミッションです。

入社半年でも大きな仕事。
周囲がサポートしてくれる。

やはり、特許を出願することは最も苦労しました。特許は会社の技術を守るための財産であり、プレッシャーのかかるとても大きな仕事でした。入社後、半年ほど経った頃から開始したのですが、大学での研究テーマとは全く別分野で知識も少なく、初めての特許で勝手が分かりませんでした。そもそも新しい研究なので、試験方法が確立していません。その中で、手探り状態で何度も試行錯誤しながら進めていきました。そして、2年半かかってやっと出願までこぎつけることができました。途中、どうやっても上手くいかずにめげそうになることもありましたが、主任や先輩方の心強い助けがあったおかげで乗り越えられました。やりきったときの達成感はとても言葉にできませんでした。

挑戦する日々。
新しい発見にワクワク。

今、私は大学で取り組んでいたテーマから少し離れた研究を行っていますが、入社当時から先輩方に優しく丁寧な指導を受けることができたので楽しく仕事ができています。仮説を立てて試験を計画し、実行して考察するサイクルを日々行う中で、時には壁にぶつかることもありますが、新しい発見があるとワクワクします。これは新しいことへの挑戦の醍醐味だと感じています。就職活動と大学での研究を両立するのは大変だと思いますが、自分のやりたいことを目指してください。その中で久光製薬を選ぶ機会があれば、一緒に働けることを楽しみにしています。

1日のスケジュール

  • 08:50
    出社。メールチェック、1日の業務内容確認
  • 10:00
    チームミーティング
  • 12:00
    昼食
  • 13:00
    実験(測定条件検討、処方検討、物性試験など)
  • 17:00
    実験データ整理、次の日の実験計画作成
  • 18:30
    退勤