
医療機関では、問診や視診を行い、診断が行われます。

手掌多汗症の診断基準1)では、明らかな原因(病気、服用している薬の副作用など)がないのに、両手のひらの汗が6カ月以上続いており、次の6つのうち、2つ以上当てはまる場合、手掌多汗症と診断されます。
1)藤本智子 ほか: 日皮会誌 2023; 133(2): 157-88. より改変
1~6の質問のうち2項目以上当てはまる場合や、幼少期では家族からの気づきなどを参考にし、発汗検査(ヨード液というお薬を用いての発汗の様子を見る調査、機械を用いて汗の量を測定)を行うこともあります。
